<ギャンブルに潜む罠 その1>「長期増強」 繰り返せば繰り返すほどギャンブルにハマってしまう

以前の記事で、ギャンブル依存症に陥る原因の一つとして、ドーパミンの分泌異常を挙げました。ギャンブル依存症の私たちにとっては、ギャンブルから得られるドーパミンの快楽が他の行為よりも突出してしまっている為、異常な頻度で次の行為にギャンブルを選択してしまうという話です。

今回は、我々ギャンブル依存症の人間が何故ギャンブルでそれほど大きな快楽を味わってしまうのかを解説します。

 

【人間がギャンブルで大きな快楽を味わってしまう理由その1】

同じ行為から繰り返し快楽を得るほど、その行為から得られる快楽が大きくなる。
これはノルウェーのテリエ・レモ医師が1966年に発見した、脳細胞の「長期増強」と呼ばれる現象に起因しています。
脳の中のシグナルは、シナプスを介して放出側神経細胞と受容側神経細胞の間でやり取りされます。放出側の神経を刺激すると伝達が起こり、受け取る側の神経に刺激が伝わるのですが、これを何100回も繰り返すと、同じ刺激に対しての受け取る側の神経の反応がだんだんと大きくなってしまうのです。これが「長期増強」です。
ギャンブル依存症の脳の中では、ドーパミンの受容体に興奮性の刺激が繰り返し与えられ、ギャンブルから興奮性の刺激を得た時の快楽反応が過剰に大きくなってしまっているのです。

 

 

競馬は一日に24から36レース程度楽しむことができます。パチンコは400分の1の大当たりを求めて一日に数百回数千回と、回転を眺めるゲームです。カジノのルーレットもスロットマシーンも同じです。多くのギャンブルは、何度も期待や大当たりを反復するようにルールが構築されています。

そしてその反復こそが人間がギャンブル依存症に陥ってしまう最大の理由の一つになっています。

 

 

さらに恐ろしいのは、一度長期増強によって大きくなった反応は、不可逆でありもう元には戻らないという点です。
よく数年間ギャンブルへ行かなかったギャンブル依存症が、「もう自分は問題ない」と数回ギャンブルを嗜むうちに以前の悲惨な依存状態に戻ってしまうのは、この長期増強の効果が不可逆であることに起因していると言われています。一度ギャンブルから過剰な快楽反応を得ることになった脳は、ギャンブルへ全く行かない期間を経過してもそのままなのです。

 

 

ですから一度コントロールを喪失してしまったギャンブラーは、「期間を開けて依存症を直せばまたいつか行ける」と考えるのではなく、
「もう自分は二度とギャンブルを適度に楽しむことができない人間であるのだ。だから生涯ギャンブルへ行くことはできない。」と、ギャンブルへの未練を断ち切る必要があります。

 

 

私自信もいまだにギャンブル以上にハイになれる行為はないと考えている人間ですので、この選択は辛かったですが、
自分の健康や人生のことを考えたり、ギャンブル以外のところに目標を定めて1歩ずつスタートを切ることで、
後ろを決して振り向かないことが非常に重要です。

 

にほんブログ村 メンタルヘルスブログ 依存症へ にほんブログ村ランキング
↑一日一回ずつクリックして応援して頂けると幸いです!

この記事の投稿者 杉山友作

レンタルできるギャンブル依存症(回復済)
ギャンブル依存症のご相談や、ギャンブルに変わる
趣味の開拓等、一時間500円で駆けつけます。

もっと詳しく>>
日時を指定して申し込む メールで申し込む ラインで申し込む

レンタルのお申込はお電話でもお受けできます:080-4345-8909