パチスロで1000万円勝ち越していた方からレンタルして頂きました。

12月5日に上野駅にて、過去にスロットで5年間かけて1000万円勝ち越していた名田さんという方からレンタルして頂きました。
(名前を公開し顔出しで活動されている方なので、ネットに名前を出すことも問題ないという事でした。)

 

 

nadasan

 

 

依頼人が寝坊

待ち合わせの時間(夕方)になっても依頼人が熟睡中という、10-0で向こうが悪い事故があり、
上野公園で帰るか待つかの葛藤をしましたが、
天性の方向音痴を発揮しながら徘徊をしたり、一蘭のラーメンをスープまで飲み干して粘っていたところ、
帰りの切符を買う直前に連絡が取れ無事合流することができました。
おかげさまで再び禁煙に失敗するという代償はありましたが。

「吸っちまったよ…タバコを…この手で…!」(力石を殺してしまった矢吹ジョー風に)

 

 

 

依頼人について
依頼人の名田さんは人生で初めて出会うタイプの非常に面白い方でした。年齢は僕とあまりかわらないのですが、スロニート歴7年で、いにしえの時代にスロットで築いた財産を切り崩しながら、パチスロで遊んだり、役者をやったり、パチスロライターのおっかけをやったり、個人でパチスロの解説動画をアップしたり、街角で外国人相手に観光案内人をやったり、ニート株式会社の主催する「ニー活」という談合に部外者として通ったりと、常にフリーランスで動き回っている流浪人です。

 

 

 

「持たざるもの」という自分のアイデンティティーを獲得されていて、就職はせず、持たざるものにどれだけのことがやれるかというポジティブなメッセージを世の中に発信していくテーマで、人生を作っている方なのです。
僕自身が就活をノー内定でフィニッシュした時から持っていた原動力と非常に近いものを感じましたし、名田さんも僕に共感めいたものを感じた為にレンタルしたと仰っていました。

 

 

 

パチスロで勝ち越す人間という都市伝説的存在

僕は周りにギャンブルで長期間勝ち越している人間が一人もいなかったので、よくネットのパチンコ討論番組で耳にする「ちゃんとやれば勝てる」といった主張に対して懐疑的な見方をしていたのですが、名田さんは話を聞く限り、間違いなく勝っていた方だと思います…!テケテケレベルの都市伝説じゃないんですね。

 

 

 

ちなみにゴト師やサクラでなく純粋なプレイヤーとしてです。ギャンブラーだった頃の自分に聞かせたら悔しがると思いますが…!
(勿論他のギャンブラーと同じように金遣いは荒くなっていたそうなので、堅実に貯金をしていたわけではないそうです。)

 

 

 

1000万円勝ち越していたのは過去の話

ギャンブラーの誤解を生まないように予め断っておきますが、名田さんも勝っていたのは遥か以前の話で、現在は当時の戦い方は通用しなくなっているため、貯金を切り崩しながら、あくまでプラスマイナスゼロを目指して遊ばれています。名田さんほど尋常でないエネルギーと自己抑制能力を持っている方でも、プラスマイナスゼロ地点に最終目標を定めるのが現代のパチンコ・パチスロホールなのです。マルチ商法に騙された経験のある僕が言っても説得力皆無ですが、高価な情報商材には絶対に手を出さないでください。

 

 

 

ちなみに名田さんが勝っていた時代とは、まだパチスロ屋のイベント告知が禁止されていなかった時代のことです。入門前に、セミプロ的な知人に師事を仰ぎ、その方のついて回ってセオリーを徹底的に学んだそうです。店のメルマガで情報を収集し、イベント情報(これが鍵)を念入りに調べた上で、データを集計し、スロットの設定におけるお店の癖を把握し、さらに開店7時間前の朝3時から並んで台の確保に走っていたのです。
こういう勝つための努力ができるギャンブラーと、僕のような努力なしで快楽を求めるギャンブラーは一線を画しますね。
僕自身は知識介入の必要のあるスロットを嫌い、ぼけっと楽しめるパチンコのみを打っていましたから。
そして毎回今日のギャンブルが最後だと自分に言い聞かせ、可能な限り近場の店へ行って、

心の中で亡くなった祖父に、「本日勝ったらもう辞めますので勝たせてください」という迷惑な懇願を行いながら、ほぼ毎日通っていたのです。

 

 

 

依存症の自覚
一方で名田さんは、ご自身がギャンブル依存症であることも自覚されています。脳内では僕と全く同じことが起こっていてギャンブルを辞められない状態ではありますが、それを逆に強みにしていこうと、個人でスロットの動画編集と配信を始められています。僕自身そういう生き方を否定するつもりは全くないですし、近い属性を持ちながら、自分とは全く別のベクトルで生きていこうとしている方と議論を交わして非常に刺激を受けました。

 

 

 

 

 

僕との価値観の相違点

基本的には二人の価値観は似ていて、名田さんと僕で意見が分かれたのは、パチンコ屋が老人の憩いの場として魅力的か否かという点においてのみだったような気がします。

 

 

 

恐らく名田さんは、ご自身がギャンブルによって金銭的に破滅したわけではない為、単純に娯楽と関係性の利益を享受できているので、パチンコホールのそういった部分を評価できているのだと思いますし、僕自身もその立場であれば同じように考えるかもしれません。

 

 
しかし名田さんのように以前大きく勝ち、その貯金で現在も遊べているギャンブラーは非常に稀有な存在であって、実際には2014年度レジャー白書のデータで、一人当たり年間約200万円使うのが平均だと判明しています。

 

 
実感ベースでの還元率の考察にはなりますが、店選びやデータ収集に余念のないごく一部のセミプロを除いた普通のギャンブラーのみを調べれば、60万円から100万円弱当たりに個人の赤字の平均額があるのではないかと思います。それに加え、この平均を引き上げているのは足繁く通う我々依存症者なので、その利用金額は途方もないものになっているんですよね。

 

 

 

逆にパチンコで借金を作ってしまった僕は、老人の憩いの場としてパチンコホールが機能しているという考えには勿論否定的で、極一部の方にとってコミュニティとして機能しているのは間違いないのですが、あまりに射幸性が高すぎる為、その代償としての当事者・家族への金銭的な被害や家族関係の崩壊、社会的な悪影響が大きすぎると考えています。

 

 

 

2004年に全日遊連(パチンコ店の全国組織)の実施した顧客アンケートによれば、自分がギャンブル依存症かもしれないと感じたことのある利用者は約3割にも登る上、「分からない」方も含めれば約半数になります。そうした方のギャンブル癖が本人にも家族にもコントロールできなくなってしまうと、老人の憩いの場を謳うにはあまりにも危険すぎます。僕ら依存症当事者にとってはその他娯楽と比べ群を抜いて楽しい場だからこそ怖いんですよね。

 

 

 

今後一緒に何かを試みる可能性

話が逸れましたが、その点の意見相違以外においては、生き方こそ真逆にしろ、名田さんとは価値観が合うなぁと感じました。
最近の僕は、ギャンブル依存症の当事者から関心を持ってもらいやすいように、現役ギャンブラーの方とも面白い活動をしていった方が良いのではないかと考えていて、今後一緒に何かやろうという漠然とした話を名田さんともしています。
ちなみに名田さんは勝間和代さんの勝間塾に入塾されていて、塾生は毎月一人まで知人を招待できるようなので、来週僕も招待して貰い一緒に参加してみる予定です。直前に打診したので席に空きがあるか不安でしたが、名田さんから、

「ねじこめたぞ、カイジ…」というご報告を頂きました。

 

 

 

少しだけ近況

またそのレンタルの後にも、ギャンブラーのご家族や依存症当事者、断酒希望の方から計8件レンタルをして頂きました。(メディアで取り上げて頂いた後のレンタルが丁度10件になりました。)

 

 

 

有り難いことに、トライできる回数が増えたことによってエラーが明確に出るようになり、考え方の変化が目まぐるしいです。

家族から相談を受けるケースで、その後依存症当事者と友達・仲間になるということが、僕の活動の一つの要だと考えていますが、

これが当初想像していたよりも遥かに難しいんですよね。まず、会えない。会いたいのに会えない。

 

 

しかし、それが分かったからこそ浮かんだアイディアが多々あるので、今後も色々と試みてみます。

 

 

 

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この記事の投稿者 杉山友作

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